歯科医師という職業はどうですか? 他の業種の方が良いですか?他の質問で回答を頂き先生の質問を拝見させていただきました。簿記、税理士を目指してらっしゃるとのことですが、それは歯科医師の状況が大変だからですか? これから歯科医師になる学生についてどう思いますか? この道は大変だから選ばない方が良いと思われますか?
ども、リクエストありがとうございます。以前も貴方の質問の中で回答させて頂きましたね。それと一部かぶるかもしれませんが。私の場合は保険中心で勤務医として働いてます。都心中心部を除いて、殆どの人が保険中心だと思います。保険の場合は、体力勝負です。数をこなさないといけません。これは歯科の場合は医科よりも保険点数が安く抑えられていて一人当たりの単価が低いためです。あと、忙しい中で正確に病状を診断し、事故を起こさないようにスピーディーになるべく長く持つような治療していかないといけません。これは数をこなせば自然とできるようになります。ただこの間にも患者さんへの説明も忘れてはいけません。これが結構難しくて、ただ後々のことを考えるとかなり重要です。事前に痛みが出るかもと言っておいたのと出てから言うのとでは患者さんからの信頼に大きく関わってきますから。しっかりとした治療と説明をすれば、その患者さんも必ずまた来てくれますし、場合によっては紹介患者さんも増えます。自分の働いてる歯科医院は駅前にあり、その地域ではかなりいいほうで、他の歯科医院では診たくてもそんなに患者さんも来てくれません。周囲に9件くらい歯科医院がありますが、本当に儲かっている勝ち組は2件ぐらいのようです。他の地域も割合的はそんなものらしいです。院長から以前に聞いた話では、今の歯科医院の中で①昔のように凄く儲かっている勝ち組は1(~2)割程度②そこそこやっていけているどちらでもない組が6割程度③赤字もしくはワーキングプアが3割程度だそうです。やはりそれを聞くとこの業界は厳しいと感じました。それから、昔みたいに誰でも儲かるわけではないので、他の歯科医院と差別化を図るために、何か得意分野(保存科、補綴科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科など)を持つことが大事ですね。私が簿記も勉強しているのは将来開業した時に役に立つ可能性があるからです(税理士は分かりません)。以上がこの業界の事情です。あと、最近の患者さんは結構勉強していますし、より良い治療を行うためにも、自分も色んな歯科雑誌を読んだり、学会に行ったりして勉強しないといけません。でも、この職業は忙しいですが、やりがいはありますよ。収入面でも、保険でしっかりした治療を心がければ、自費も多くなってきますし。そうすれば、ある程度余裕もでてきます。そうすると、もっと仕事が楽しくなってくるかもしれません(自分はまだここまで達してませんが・・・)。貴方が今岐路に立たされているのは分かります。前の回答でも書きましたが、歯を通じて患者さんの健康に寄与するのは大変ですが、楽しいですよ。あと、大変なことは、同じ姿勢が続くので、結構腰への負担が大きく腰痛に悩む人が多いこともありますね。3年生から先は臨床科目も沢山でてくると思います。卒業してから思うんですが、大学で勉強したことは基礎ですが、臨床では本当にそれが必要になってきます。どうするかは貴方の人生なんで貴方次第ですが、どんな道でも後悔しないように頑張って下さいね。それから、他の業界のことは分かりません。この業界は他の業界との接点が少ないですからね。たまにもっと厳しい業界はあるのに歯科業界はまだまだ甘いとかって話を聞いたことありますし。医者でもなんでもそうですが、楽して儲かるような職業は今の時代にはないと思いますよ。長文すいませんでした。あと貴方が知りたがっていた留年者数ですが、平成21年度はありました。http://202.232.86.81/b_menu/shingi/chousa/koutou/035/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2010/10/18/1297944_5.pdf参考になれば。今のところの平均はおそらくもうちょい上の700万前後と思われます。http://www.dental-exam.net/became-salary.htmlこのサイトは現役歯科医が書いてますし、結構正しいことを書いてます。勤務医で1000万を超えるのはなかなか難しく(知り合いにいましたが・・・)、田舎のほうに行けばあるかもしれません。この給与の平均というのは勤務医と開業医、それに研修医もたしての平均ですから、開業医だけの平均ですと、1000万前後だったと思います。まあ、初期投資が高いし、リスクもあるので、その給与が高いかは微妙ですが。歯科医の将来は、このままの状態ですと、基本的に今より悪くなるでしょうね。国家試験が今の半分の1200人まで減れば、今のままの状態で行くかもしれませんが、いつになることやら。患者さんの数は全然変わらないのに、保険点数は減る一方ですし、歯科医は増える一方ですし。多分大多数の歯科医は同じことを思ってるでしょうね。厚労省が国家試験以外にも、なんらかの法的措置で歯科大学の定員減らしたり、保険点数を上げたり、高齢歯科医定年制などしない限りは・・・。
質問日時:2011年09月07日 / 解決日時:2011年09月09日